当記事はこんな方におすすめ!
- 猫に適した爪とぎの選び方は?
- 猫が好みにくい爪とぎの種類はどれ?
- 爪とぎをしない猫のためのトレーニング方法とは?
爪とぎは猫の健康と快適な生活に不可欠なアイテムですが、実は多くの飼い主が悩むポイントでもあります。
ここでは、猫が爪とぎをしない理由や効果的な対策について詳しく解説します。
猫が好まない爪とぎの種類や形状についても紹介していますので、愛猫に合った爪とぎ選びの参考にしてみてください。
猫が爪とぎをしない理由
猫が爪とぎをしない理由はさまざまです。
大きく分けると、次の3つの理由が考えられます。
- ストレスを抱えている
- 体調面や健康に問題がある
- 爪とぎの種類や設置場所に不満
猫はストレスが溜まると、猫は普段の行動パターンを変えることがあります。
たとえば、新しい環境に引っ越したり、新しい同居猫や動物が家に来たりすると、猫はストレスを感じて爪とぎをしなくなることがあります。
また、健康状態が悪化している場合も同様です。
関節炎や爪の病気が原因で痛みを感じている場合、爪とぎを避けることもあるでしょう。
猫の様子に異変を感じたら、かかりつけの獣医に相談し、健康チェックを受けることが重要です。
その他に、爪とぎの種類や設置場所が猫の好みに合わないことも一因です。
爪とぎを設置する場所が変わることで、飼い主が気づかないうちに爪とぎをしている場合もあります。
爪とぎをしないことで起こる問題
猫の爪は自然に伸び続けるため、爪とぎをしないと巻き爪になり、痛みを伴います。
爪とぎをしないことで、古い爪が残って新しい爪が成長しにくくなることもあります。
もう一つの問題として、家具やカーペットが傷つけてしまうことも多くなります。
猫が爪とぎを使わない場合、家具保護シートやカバーを使用することで、ある程度のダメージを防ぐことができます。
猫の心身の健康を守るためには、いつでも猫が爪とぎをできる環境に整えることが必要です。
種類別の爪とぎ器の特徴と選び方
お店やネットには色んな種類の爪とぎが販売されていますよね。
形に関しては様々ですが、爪とぎの素材は大きく分けると、「ダンボール」「麻」「カーペット」「木」の4種類があります。
成猫の場合は猫の性格や好みも個体差があります。
爪とぎの素材の特徴から愛猫に合ったものを選びましょう。
ダンボール素材
「どんな爪とぎを買ったら良いのか全くわからない」という方には、ダンボールタイプがおすすめです。
猫にとって程よい硬さのダンボール素材は爪がひっかかりやすく、多くの猫が好む素材です。
安価で手に入りやすいことが魅力ですが、使い古されると散らかり、頻繁に交換が必要になります。
一方で同じダンボール製でも数千円台の高価な爪とぎは、強固な素材で作られていることが多く、とぎカスが出にくいのでお掃除がだいぶ楽になります。
ダンボール素材は価格の幅も大きいので、掃除の手間や買い替え頻度を考慮して購入するのが良いですね。
大きめ爪とぎは寝床やくつろぎスペースにもなるよ!
麻素材
麻素材の爪とぎは耐久性があり、猫が爪を研ぐ感触を楽しむことができるため、キャットタワー柱や爪とぎポールにも多く使われていますよ。
麻の独特の匂いがあるので好き嫌いは分かれますが、猫がおもいっきり爪をとぐことができるので、麻製が大好きな猫は多いです。
気に入って使ってくれれば見た目もあまり損なわず、安価なダンボール素材ほど頻繁に買い替える必要がありません。
カーペット素材
柔らかい素材で爪に優しいこと、とぎクズが出にくいことがカーペット素材の良い点です。
お家にラグやカーペットを敷いている場合、そこで猫が力いっぱい爪をといでボロボロにさせてしまう事も少なくありません。
猫用に作られたカーペット素材の爪とぎなら、程よいくいこみと丈夫さで思いっきり爪をとがせることができますよ。
ただし、家具のカーペット部分と混同しやすく、家具の保護には注意が必要です。
爪とぎにまたたびスプレーを使うと猫が自分の爪とぎを区別しやすくなるのでおすすめです。
木材の爪とぎ
木製の爪とぎは、頑丈で長持ちし、自然な木の感触を猫が好みやすいです。
重さがあるため、比較的安定感や倒れにくいのも利点です。
最大の魅力は耐久性の強さで、丈夫なのでオス猫さんが力いっぱいガリガリしてもクズが出にくいのです。
木製の爪とぎは、いつも柱をガリガリしてしまう子におすすめな爪とぎです。
力の弱い子猫や高齢猫、ダンボールに慣れてしまっている猫には爪とぎとして認識されない場合もあります。
爪とぎはとげなくなる前に新しい物へ交換することが大切です。
爪がとげなくなってきたら、家具や壁で爪とぎしてしまう可能性があります。
猫が好まない爪とぎの種類と形
猫が爪とぎをしない場合、その爪とぎ器の素材や形が原因となっていることもあります。
柔らかい素材の爪とぎ
猫が爪を整えたりストレス解消をしたりする爪とぎは、過度に柔らかい素材は猫に不人気です。
爪とぎの際に十分な抵抗を感じられず、猫が爪を研ぐための満足感を得られないと、猫は爪とぎを使わない場合があります。
不安定な形状の爪とぎ
安定性のない爪とぎ器も、猫にとって使いにくいものです。
軽量で滑りやすい爪とぎや、不安定に設置されているものは、猫が爪をとぐ際に動いてしまい、猫が安心して爪を研ぐことができません。
猫は安定した場所で爪を研ぎたいと考えるため、不安定な爪とぎは避けることがあります。
複雑なデザインの爪とぎ
猫はシンプルで分かりやすい形状を好みます。
過度に装飾されている複雑な形状の爪とぎは、猫がどう使えば良いのか理解できず、避ける原因となります。
猫にとって日常的に使う爪とぎに適していないため、猫が爪とぎを使わない原因となることがあります。
デザイン性に優れた爪とぎはたくさんありますが、猫が好む素材や形状を選んであげましょう。
猫の好みに合った爪とぎ器の見つけ方
猫の好みに合った爪とぎ器を見つけるためには、猫の行動や好みを観察することが重要です。
猫がどの素材を好むか、どの場所で爪を研ぐことが多いかを確認しましょう。
新しい爪とぎを導入する際には、無理ない範囲で少しずつ試してみて、猫の好みをことが大切です。
迷ったら違う素材の爪とぎを複数設置することで、猫の好みを見極めることも必要です。
設置場所は、猫が普段よく過ごす場所でリラックスできる場所に爪とぎを置くと、自然と使ってくれる可能性が高まりますよ。
猫が爪とぎをしないときのトレーニング方法
猫が新しい爪とぎを使うようにするためには、少しの工夫が必要です。
- キャットニップ(またたび)を使用する
- 猫が爪とぎを使ったらご褒美を与える
爪とぎをつかってもらうためには、誘導と報酬の組み合わせが効果的なトレーニング方法です。
爪とぎの近くにおもちゃを置いたり、猫が好きな匂いをつけたりすることで、爪とぎへの興味を引くことができます。
ときには、猫が爪とぎを使うたびに褒めてあげたりご褒美のおやつを与えてみましょう。
まとめ
猫が爪とぎをしない理由や対策について理解し、適切な爪とぎを選ぶことで、猫の健康と家具の保護することができます。
愛猫に合った適切な爪とぎを選び、猫の生活をより快適にしてあげたいですね!
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