【体験談】乳がんステージ0の入院期間や準備すること
当記事はこんな方におすすめ!
- 自分や家族がどれくらい入院する必要があるの?
- 乳がんステージ0(温存手術)の術後はどうだった?
- 入院期間中にあると便利なもの、知っておくべきことは?
ステージ0乳がんで温存手術を選択する場合、どのくらいの期間入院するのか、どのように準備をすればよいのか、心配になる方も多いでしょう。
この記事では、2020年に乳がんステージ0の温存手術を経験した私が、入院期間や準備のポイントを詳しく解説しています。
治療に向けた一歩を、少しでも軽やかに踏み出せるよう、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
乳房温存手術の入院期間
ステージ0乳がんは、がん細胞が乳管内にとどまり、周囲の組織に広がっていない初期の段階を指します。
この段階での治療は、がん細胞を完全に取り除き、再発を防ぐことが目的です。
ステージ0乳がんの場合、「乳房温存手術」を選択する方も多いかと思います。
この手術では、乳房全体を残しつつ、がん細胞を含む部分的な乳房切除が行われます。
温存手術を受ける場合の入院期間
私の場合、「乳房部分切除+センチネルリンパ節生検」を行う手術を行うための入院期間は7日でした。
一般的には手術の1~2日前に入院をして、7日前後で退院できることが多いようです。
人によって手術の種類や術後によって変わるため、目安の期間となります。
私は入院日の翌日に手術を行い、7日目に退院しました。
手術した翌日は、食事制限はないものの、シャワーに入ることはできません。
体に管が入っている場合は、医師が状態を見て管を抜く日が決まります。
そのため、手術後の2日目以降から医師の許可があれば、シャワーを浴びることが可能です。
温存手術をした私は「放射線治療」も始まるのですが、退院後の決められた日から通院して治療する流れとなっています。
「乳がん」入院期間中にあると便利なアイテム
乳がんになって初めて入院するという方も多いかもしれません。
適切な準備をしておくと、気持ちに少しゆとりができて安心して過ごせます。
私も人生で初めての入院だったから調べた
入院期間中に必要な「持ち物リスト」は、入院日当日よりも余裕をもって考えておくことをおすすめします。
手術後は安静にする必要があるため、ずっとベッドの上にいると時間が経つのが遅く感じるのです。
また、手術後はしばらくシャワーを浴びれないので体のケア用品もあると安心ですね。
具体的には次のようなものを持って行くと過ごしやすかったです。
入院時あると便利なもの
- イヤホン
- 歯磨きコップ
- ボディーシート
- マグカップとシリコン蓋
- スマホ用充電器
- 雑誌や読みたかった本
- 前開きのブラトップやパジャマ
- スプレータイプのドライシャンプー
基本的な日用品に加え、リラックスできるアイテムも用意しておくと良いです。
たとえば、好きな本を持って行くと体調の良い日は退屈しのぎになります。
イヤホンもテレビを見たり音楽を聴いたりできるので、持参すると病院での時間を快適に過ごせるでしょう。
とくに歯磨きコップは私の中で持って行って助かったアイテムの一つです。
手術後は体を少しかがめただけでも痛いので、歯磨き中に水道から手ですくって口をゆすぐということはできません。
地味なアイテムですが、歯磨きは毎日のことなので、体の負担を最小限に減らしてくれますよ。
マグカップとシリコン蓋は人によると思いますが、温かい飲み物があると精神的に少しほっとできることがありました。
100円ショップの店舗によっては、シリコン製のコップ用の蓋が売られてます。
飲み物が入ったマグカップに蓋を乗せておくと、ホコリや空気中の目に見えないウイルスから飲み物を守ることができるのでおすすめです。
一方でペットボトルで水分補給をする場合は、ストローを取り付けるタイプのアイテムも便利だと思います。
ベッドの角度を少し上げれば、体を完全に起こさなくてもストローで飲めました。
こちらも100円ショップで手に入れることができたので、水分をよくとる場合には便利なアイテムです。
病室で着る服は脱ぎ着しやすいタイプを用意
手術後数日は、体が思うように動かせないことやチューブ管が繋がっているため、体に負担がかからない服を持って行きましょう。
肌着やブラトップも締め付けるものは着ることができません。
頭からかぶるような肌着やパジャマは脱ぎ着しにくいです。前開きできる服が楽ですよ
パジャマを入院時に持参する場合は、ボタンタイプよりもマジックテープで着替えられるタイプが一番楽だと感じました。
また、手術後は医師が状態を確認するために回診時に病室を訪れます。
肌着も介護用の前開きタイプがありますので、着ておくと医師が回診に来たときも直ぐに対応できます。
介護用の肌着は「しまむら」さんで安く手に入れました
手術後は安静が求められるため、身体に無理をかけず、気持ちがリラックスできるものをリストアップして持って行くようにしましょう。
仕事と家庭の調整:入院中の準備とサポート
入院期間中は、仕事のスケジュールを調整する必要がある場合も多いでしょう。
仕方のないこととはいえ、入院が決まったら事前に上司や同僚に業務の引き継ぎや休暇申請を行いましょう。
なるべく早めに休む期間伝えれば、職場の人も動きやすくなりますし、復帰後もスムーズに戻れます。
とくに家庭内でのサポート体制を整えることも大切です。
育児や家事が難しい場合は、家族や友人に協力をお願いするか、外部のサービスを利用することを検討してみましょう。
入院費用と保険について
乳がんの治療は高額になることが多く、入院費用が心配な方もいるでしょう。
温存手術の入院費用は、病院や手術の規模によって異なりますが、一般的には数十万円かかることが多いです。
医療保険やがん保険に加入している場合は、保険の適用範囲を確認し、必要な手続きを事前に済ませておくことが大切です。
保険金の請求に必要な書類を事前に用意しておくことで、スムーズに手続きを進められます。
まとめ
ステージ0乳がんの温存手術を受ける際の入院期間は、手術の内容にもよりますが7日前後が一般的なようです。
準備をしっかりと行っておけば、入院中に余計な心配やストレスを極力減らすことができ、安心して治療に臨むことができます。
入院中の生活や退院後に体に負担をかけることがないよう、まわりにもサポートしてもらいましょう。