当記事はこんな方におすすめ!
- 子猫のシャンプーっていつから?
- そもそも猫のシャンプーは本当に必要?
- 猫のシャンプ―の頻度はどのくらい?
- 猫が嫌がりにくい洗い方の手順やコツが知りたい
猫を飼い始めたばかりの頃は、まだ小さい仔猫の場合にシャンプーはいつからしてもいいのか気になる方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、猫にシャンプーをしてあげる必要性や頻度、基本の洗い方などをお伝えします。
猫にシャンプーは必要なのか?
猫は基本的に自分でグルーミングを行ないからだをきれいに保つので、頻繁にお風呂に入れる必要はありません。
ですが、短毛種も長毛種の猫も自分でグルーミングするのには限度があります。
届かないところは飼い主さんがシャンプーをし、汚れを落とすのを手伝ってあげると健やかな毛並みを維持することができるのです。
また、仔猫の場合シャンプーをすることに慣れさせていれば、大きくなっても極端にお風呂を嫌がって暴れることが少なくなりますよ。
室内で一緒に暮らしていれば、何らかの原因で猫のからだが汚れてしまうこともありますので、猫のからだを洗ってあげたいときにスムーズにお風呂に入れるようにしておくことが理想です。
子猫のシャンプーっていつ頃から始めていいの?
子猫をシャンプーする場合は、生まれてから3カ月以上経った子で、最初のワクチン接種が済んでいれば出来ます。
3カ月以下だと体温の調節もうまくできないのでからだをこわしてしまう事があるからです。
3カ月以上の月齢を守り、ワクチンで抵抗力をつけ、体調に何も問題がなければシャンプーしましょう。

まずはお風呂場に入るところから、足の先を少しだけ濡らすなど、徐々に慣らしてあげましょう。
シャンプーする頻度ってどのくらい?
基本的に完全室内飼いの短毛種の場合、汚れが気にならなければ全身シャンプーする必要はありません。
毛の長い長毛種の場合は、月に一度シャンプーをしてあげることが理想的です。
長毛種の猫は、ブラッシングだけでは汚れやほこりが落としきれません。
猫がグルーミングをすると、毛づくろいしたときにブラシで取り切れなかった多くの毛を飲みこんでしまうことがあります。
そうならないためにも長毛種の猫には定期的にシャンプーをやってあげることが大切です。
シャンプーのおすすめ時期は、抜け毛の多い3月、11月頃の換毛期
シャンプー前に準備すること
猫の健康状態をチェックして問題がなければ、お風呂に入る前の事前準備をしましょう!
以下の2点をシャンプー前にやっておくことで、より安全にスムーズに行えます。
- 猫の爪が伸びている場合は切っておく
- ブラッシングをして余分な被毛を取り除く
猫の爪を切っておく必要があるのは、飼い主さんへのひっかき傷を防止をするためです。
猫はからだが濡れるのが苦手なので、嫌がると爪をたててしまうことがあります。
子猫の爪はのびるスピードが早いです。猫の爪が鋭く尖っていないかをチェックをして短く切っておきましょう。
また、事前にスリッカーブラシなどで余分な被毛を取り除いておくと、絡まりを防ぎます。
シャンプー前のブラッシングをしっかりやっておけば、泡が毛の奥の皮膚全体的に馴染みやすくなるので汚れを落としやすくします。


用意するもの
- 猫の体サイズの桶
- 猫専用のシャンプー
- シャンプーの泡を作るネット
- バスタオルかマイクロファイバーのタオル
猫は洗っている最中につかまる場所があると体が安定し、安心します。
人間用のシャンプーは猫に使っても大丈夫?
人と猫では、皮膚のphが違うため、基本的に人間用のシャンプーは猫に使うことができません。
人間用のシャンプーを使ってしまうと、猫には刺激が強すぎて肌が荒れてしまいます。必ず猫が使える専用のシャンプーを選びましょう。
もともと猫専用のシャンプーは、肌のことを考えた低刺激タイプで作られているものが多いです。



オーガニック系で植物由来のシャンプーやアミノ酸タイプのシャンプーは、肌トラブルを起こしにくいためおすすめですよ。
猫が嫌がりにくいお風呂の入れ方 3ステップ
人間の普段の入浴温度では熱すぎるので、手で温度をはかりながら調整します。
猫の全身にいきなりシャワーをかけず、足元から徐々に体を濡らしていきましょう。
①からだの洗い方
顔まわりをさけて、お湯をゆっくりかけていきます。
水圧を調整しながらシャワーのヘッドを猫のからだに密着してかけてあげると地肌までしっかり濡らす
泡立ちネットにシャンプーつけて少しお湯を含ませながら泡を作り、全体を丁寧に洗う
泡で洗うことで汚れを浮かします。直接シャンプーをつけるよりも、すすぎがしやすくシャンプー剤が残りにくいです。
②からだをすすぐ
シャワーノズルを猫のからだに当てて、泡を流す。
お腹や、わき、指の間なども泡が残らないようによくすすぐ。
③からだを乾かす/ドライヤーのかけ方
お風呂場の中で猫の毛に含む水分を手で軽く握るようにして優しく水気をとる。手足やしっぽの水気をある程度落としておくことで、体全体を乾かしやすくします。
お風呂場から出たらしっかりと大きめのタオルで猫をくるみ水気を吸収する。(ドライヤー時間を短縮)
猫を乗せられる少し高さのある場所に移動しておこなうとやりやすい。
ドライヤーをひとりで行う場合は、エプロンの胸元に差し込むと両手が使えて便利。
最後はブラシで丁寧に毛並みを整え、浮いている余分な毛を除去して終了です。
猫がお風呂を嫌がる場合の対処方法
無理にシャンプーするのはやめよう
手がつけられないほど暴れたりする場合は、シャンプーをすることを一度断念しましょう。
猫を無理やりお風呂にいれてしまえばストレスになりますし、余計にパニックをおこしてしまいます。
シャンプーすると毛並みの感触はずっと良くなりますが、あくまでも飼い主目線の話です。
猫のシャンプーは基本的にはお手入れを手助けするための行為であるので、シャンプーをし過ぎた場合に毛の油分が失われて皮膚トラブルを招くことも。
極端にお風呂を嫌がる猫の場合には別の方法でお手入れができれば大丈夫です。シャワーを使わなくても汚れを落とせるアイテムはたくさんありますよ。
洗い流さないシャンプーを使ってみる
水に濡れることを嫌がる猫や、ちょっとした汚れだけを落としたい場合には、「水に流さないタイプのシャンプー」や「ボディータオル」を使いましょう。
水を必要としないシャンプーは泡をからだに揉みこみ、汚れを浮かせてふき取るタイプのものなら簡単にお手入れができるのでおすすめです。
汚れを浮かして取り除く泡タイプがおすすめ
ボディータオルは一番手軽に表面の汚れを落とせます。
毎日使える大容量タイプ、毛艶重視のボディーシート、水分を多く含んだ大判タイプなどなど、非常にたくさんの種類があります。使用量や目的に合わせて選ぶといいですね。
初めてのシャンプータオルならコレ!
水分を含むシャンプータオルならコレ!
毎日使える大容量タイプならコレ!
130枚とたっぷり入っていてコスパの良い人気アイテム
まとめ


猫が慣れてくれれば、この先シャンプーをしなくてはならない状況のときにも助かる場合があります。
たとえば、お腹を下して便が被毛についてしまったとき、猫が臭い何かをかぶったとき、高齢により毛づくろいができていないときです。
慣れるにはとても個体差があるので、まずはお風呂場に入ることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

