猫が「けりけり」をするときの気持ち
人に行う場合の対処法について
本記事を読んでほしい人
- 猫が何故「けりけり」するのか知りたい
- 頻繁に手足を「けりけり」されてしまう人
猫の「けりけり」は、後ろ足で対象物を素早くキックすることをいいます。
夢中で遊んでいるようにも見える可愛い姿ですが、ときには人を対象に行うことも少なくありません。
猫が「けりけり」するときの気持ちを知り、猫が快適に過ごせる環境を維持してあげましょう。
猫が「けりけり」をするときの気持ち
猫はどんなときに「けりけり」したくなるのでしょうか?
猫によって、シチュエーションや対象物はさまざまです。
- 猫おもちゃで
- 飼い主さんの手足に
- 猫が抱えやすいもので
うちはテーブルに置いてあったコースターがターゲットになっていました
好奇心が旺盛で遊ぶことが大好きな猫は、頻繁にみられるかもしれません。
猫の「けりけり」するときの気持ちは以下のようなときが多いですよ。
狩猟本能が働いている
猫の近くにぬいぐるみのような抱えやすいものがあると、狩猟本能が働いて後ろ足で「けりけり」することがあります。
捕らえた獲物を仕留めるために連続キックを繰り出すのです。
「けりけり」は本能的な自然な行動で、室内で暮らしている猫も狩猟本能は備わっていますので、やめさせる必要はありません。
飼い主さんに構ってもらいたい
間近で目撃することが多い場合は、飼い主さんに遊んでもらいたくてアピールしている場合もあるでしょう。
自分に注目してほしくて物を落としたり、爪とぎしたりするような感じと似ています。
たとえば、飼い主さんが猫にちょっかい出していないとき。
突然手足に「けりけり」するようなことがあれば、猫が構ってもらいたいサインとして受け取りましょう。
ストレス解消になるから
猫の「けりけり」は相手に攻撃するための行動ですので、猫がストレスを感じたときも行う場合があります。
猫が攻撃的なときは不満や怒りを感じていることも
猫が何かに対して不快に感じると、ストレスを発散させるように「けりけり」します。
飼い主さんのスキンシップがしつこいときなどに狩猟本能のスイッチが入ってしまうこともあるでしょう。
少し興奮状態にある猫が「けりけり」をすると、飼い主さんに爪があたって肌を傷つけてしまいますので注意が必要です。
人の手足で「けりけり」を行う場合の対処法
物に対して猫が「けりけり」する分にはいいのですが、人の手足がターゲットにされてしまうと痛みも伴います。
愛猫に頻繁にされてしまう場合は、人の手足を獲物だと認識させてしまっている可能性も
獲物の誤った認識で飼い主さんが動くときに本能的に反応してしまうようです。
手足を獲物に見立てて追いかけさせることが、人に「けりけり」させてしまう原因のひとつとして挙げられます。
その場合は人が手足を動かして猫の興味を惹くことをやめてみましょう。
「けりぐるみ」は猫が思う存分「けりけり」することのできる猫専用のおもちゃです。
キャットニップやまたたび入りのものが多く、猫の興味を惹きやすいです。
人の手足から獲物の対象を切り替えさせるために活用してみるのもいいでしょう。
えび天
プラチナエビもいるよ
「けりけり」が頻繁にみられるときにできること
猫は運動不足や満足のいく遊び方ができていないときに強いストレスを感じてしまいます。
猫の「けりけり」が目立つ場合、猫が環境に不満を感じていることがあるため、狩猟本能を満たすための環境の見直しが必要です。
- 猫の遊ぶ時間を確保する
- 猫との遊び方を工夫してみる
- 猫のおもちゃを変更してみる
もともとの性格や猫種、年齢によって狩り遊びに対する満足度が異なりますので、猫の様子をみながら遊ぶ時間や遊び方を見直してみましょう。
「ふわふわの猫じゃらし」「ワイヤータイプ」「紐系」など猫おもちゃの好みはそれぞれ
毎日、同じ猫おもちゃで遊ばせると猫もそのうち飽きてしまいます。
いくつかのおもちゃをローテーションしてあげるのがおすすめですよ。
「物を落とす」「走りまわる」といった落ち着きのない様子がみられたら、ストレスを感じているサインです。
愛猫との遊びの時間を増やすことも必要です。
おもちゃで誘導しながらソファーやキャットタワーなどの高い場所への上下運動繰り返すと、エネルギーを使うので猫の満足度も高まりやすいです。
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まとめ
猫が一生懸命「けりけり」する様子は、とても可愛らしいですが、
人に対して行うのなら「遊んでほしい」「怒っている」のどちらかが多いです。
単純に構ってもらいたいときもあれば、スキンシップのタイミングが悪くて怒っている場合もあります。
もしも愛猫が頻繁に「けりけり」をするのなら、日常のなかで不満感じていることがないかを観察してみましょう。
猫がストレスを溜めこまないように、コミュニケーションをとる時間を確保してあげたいですね!