猫草は何歳から与えられる？食べると得られる効果と適切な与え方

当記事はこんな方におすすめ！

猫草は、日常的に毛づくろいをする猫が食べることで消化の働きを助け、ストレス解消や毛玉の排出を促す効果が期待できます。

しかし、初めて猫草を与えるとなると、何歳から食べさせられるのか疑問に思う方も多いかもしれません。

今回は上記のような悩みを抱える方に向けて、それぞれの疑問を丁寧に解決していきたいと思います。

それではご参考までにどうぞ=^_^=

猫草は何歳から与えることができるのか

猫草を与える適切な年齢は、１歳以上から与えるのが安心！

猫草を与え始める年齢については、猫の成長段階に応じて適切なタイミングで与えることが重要です。

成長途中の子猫に与えると、胃腸機能が整っていないために毛玉を嘔吐や排泄でうまく排出できない可能性があるからです。

なので、猫草は体が成熟し胃腸機能に安心できる1歳を過ぎた猫に与えるようにしましょう。

また、健康状態が良好な高齢猫であれば、毛玉ケアとして猫草を活用できますが、11歳以上の高齢になると消化機能が衰えてくるため注意が必要です。

猫の健康を守るために猫草を与えようとしたことが、かえって体に負担をかけてしまうことにもなりかねません。

成猫でも、体調不良がある場合も毛玉を排出する機能が弱まっているため、与えない方が安心です。

「猫草を食べさせたいけれど、判断が難しい」と感じるときには、必ずかかりつけの獣医師に相談をしてみましょう。

猫草を猫が食べると得られる効果

猫草には猫の健康をサポートする次のような効果があります。

毛玉の排出

猫草には、体内の毛玉を排出しやすくする効果があります。

それは、肉食動物の猫が草を食べることで胃腸を刺激し、体内の毛玉を排出しやすくするという本能的な要素を持ち合わせているからです。

猫は毛づくろいをする際に毛を飲み込みますが、これが消化管にたまると、毛球（ヘアボール）として問題を引き起こします。

猫草を食べることで体内に溜まった毛を自然にうながしてくれるため、毛球症の予防に効果的です。

便通を良くする

猫草は食物繊維が豊富なため、消化を促進して便秘を防ぐことができます。

猫の腸内環境が整えば、全体的な健康状態が向上しやすくなるでしょう。

しかし逆に食べすぎると、消化不良や頻繁な嘔吐を引き起こす可能性がありますので、猫の様子を見ながら少量に留めておくことが大切です。

ストレスを軽減させる

室内飼いの猫にとって、草をかじることは本来自然な行動です。

猫草を食べなくても、草をかじったり引っこ抜いたりすることで気分転換になるので猫のストレスが緩和します。

自然を感じる草のニオイや食感が室内で暮らす猫の気持ちを落ち着かせているのかもしれませんね。

安全な猫草を選ぼう

猫草には農薬や有害物質が含まれている可能性があるため、安全なものを選びましょう。

市販の猫草を選ぶ際には、無農薬であることや信頼できるブランドであることを確認しましょう。

たとえば、オーガニック認証を受けた製品を選ぶと安心です。

また、自家栽培の場合、無農薬の種を使用し、化学肥料を避けることが重要です。

室内で栽培する場合、清潔な土と鉢を使用し、定期的に水を与えることで健康な猫草を育てることができます。

猫草を安全に与えるためには、

• 信頼できる市販品を選ぶ
• 安全に自家栽培する

どちらかを意識して取り入れましょう。

猫草の適切な与え方

新鮮な猫草を一日に少量ずつ、週に1～2回程度が適切

健康な成猫の場合、様子を見ながら一日に少量ずつ、ご褒美程度に与えるのが理想です。

猫草を与えたときに猫が食べすぎることがなければ、しばらく置きっぱなしにして様子を見てもいいでしょう。

逆に猫が勢いよく食べすぎてしまう場合は、消化不良や胃腸の問題を引き起こしますので1本ずつちぎって与えてあげましょう。

栄養バランスがとれた主食を食べることが重要ですので、猫草の食いつき度合いを確認し、量を調整しながら少量に留めておきたいですね。

まとめ

猫草は1歳を過ぎた猫から安心して与えることができます。

猫草を食べることで得られるメリットとしては、「毛球の排出を助け」「消化を促進」「便通を良くする」などが挙げられます。

また、猫が喜んで猫草を食べる場合、ストレス解消や補助的な栄養素の補給にも役立ちますので、心身の健康も維持することができます。

猫草は猫にとって必ず必要な食べ物ではありませんので、喜ぶようならご褒美や健康の補助食品として取り入れていきたいですね。