猫が飼い主にお尻を向けてくる本当の理由
猫が飼い主さんの近くに座るときお尻を向けてくることはありませんか。
飼い主さんにお尻を向けて座る、ときには足元をウロウロしながら、お尻を向けてきたりすることもあるでしょう。
今回は、愛猫が飼い主さんにお尻を向けてくる理由や接し方について紹介したいと思います。
それでは参考までにどうぞ=^_^=
猫が飼い主にお尻を向ける4つの理由
愛猫から可愛いお尻を向けられるとき、嫌ではなくても不思議な行動に見えますよね。
猫が飼い主さんにお尻を向けるのは、以下の4つの理由であることが多いです。
①挨拶をするため
猫同士で挨拶をするときは、自分の情報や敵意がないことを知ってもらうために
お尻のニオイを相手に嗅がせることがあります。
飼い主さんに対しても、親愛の気持ちを伝える目的でお尻を向けて近づけようとしてくることは珍しいことではありません。
優しく撫でたり声をかけたりしてリアクションをとってあげたいですね。
②安心して過ごしたい
お尻を向けてくる猫は、飼い主さんが自分に危害を加えることがないことを理解しています。
急所である猫のお尻は、絶大な信頼を寄せている飼い主さんに向けることでリラックスして過ごすことができるのです。
一見すると、つれない様子ですが、猫にとっては傍にいる飼い主さんに安心しきっているのでしょう。
③お尻トントンしてほしい
猫のお尻や尻尾の付近には、たくさんの神経が通っているため、優しく撫でてあげると喜ぶ猫は多いです。
飼い主さんとのスキンシップをとりたいと思うとき、お尻を高めにあげてスリ寄ってくる猫もいるでしょう。
尻尾の付け根辺りを「トントン」されるのが好きな猫は多いです。パタパタと優しく、お尻ドラムをしてあげるのも喜びますよ。
④飼い主さん以外の周囲を警戒している
猫は親愛の気持ちをもっている相手に「問題が起こらないように守ろうとする」ところがあります。
猫が飼い主さんにお尻を向けるのは、周囲を警戒して守ってくれようとしているのでしょう。
家庭に小さな子供がいる場合は、周囲からガードするかのように座っていることもありますね。
子供の行動は予想がつきません。猫自身もイタズラされる可能性は十分にあるでしょう。
そのような状況でも寄り添う背景には、「大切な家族を守りたい」という気持ちがきっとあるのだと思ってしまいます。
お尻を向けてくる猫の心理と接し方
猫がお尻を向けて座るときは「リラックスしたい」「安全を守りたい」という気持ちが強いです。
一方で飼い主さんの体にお尻を向けてくっつけてくるとか、
足元をウロウロしながらお尻を高くしている場合は「スキンシップをとりたい」と思っていることが多いです。
どちらの場合も、お互いに信頼関係があれば、優しく撫でたり軽くお尻をトントンなどのスキンシップは喜ぶことが多いです。
しかし警戒心が強い猫の場合は、急に触れられるとびっくりしてしまう可能性もあります。
もしかして、安全性を試されている?
猫とのスキンシップが慣れていないうちは、見守るだけにしておくことも大切です。
様子をみながら少しずつスキンシップを増やしていきましょう。
猫がお尻を向けてくるときの注意点
お尻を向けている猫に対するNG行動
- しつこく触る
- 大声で話しかける
- 猫の尻尾を引っ張る
- 背後から抱っこする
猫がお尻を向けてきたら、しつこく触ったり突然抱っこしたりしないようにしましょう。
スキンシップが好きな猫でも、嫌がるタイミングは個体差があります。
猫は信頼していると思っていた相手に過剰なスキンシップをとられると、不快な気持ちになることがあります。
「尻尾を激しく横に振る」「床に尻尾を叩きつける」などの嫌がっているサインを出していたら触るのを中止しましょう。
まとめ
猫が飼い主さんにお尻を向ける理由をまとめます。
- 絶大な信頼を寄せているから
- 挨拶や敵ではないことをアピールしたい
- 飼い主さんがいる場所で安全に過ごしたい
- 飼い主さんとスキンシップがとりたい
- 周囲に問題がないかニャルソックをしている
猫が飼い主にお尻を向けるのは、飼い主さんが嫌いなのではありません。
むしろ大好きだからこそ、本能的にとってしまう行動になります。
猫によってお尻を向ける状況や心情はさまざまですが、どんな理由であっても飼い主さんを信頼しているということは明確です。
さりげない猫の行動も観察してみると、本当の猫の気持ちが見えてくるかもしれません。
愛猫の信頼を壊さないように接し方だけ注意して、こちらからも愛情を伝えてあげたいですね。